英語で教えるサッカースクールを始めたきっかけ。

サッカーでなぜ英語?

 

よくサッカースクールのコンセプトについて聞かれるので改めて書きたいと思います。

 

"サッカーを好きになった上で英語に触れてもらうことを最も大事"

 

サッカーコーチはサッカーだけ教えていれば良い、という方がいるのも事実です。確かにそうかもしれない。でも私の人生でサッカーしかやってこなかったらと思うとゾッとします。

 

英語に生かされ人生が楽しくなっていると心から感じているからです。だから子ども達には英語に触れて興味を持ち、強みにして欲しいと心から願っています。

 

プロサッカー選手になれるのは一体どれくらいの確率でしょうか?

サッカーに全てを賭け、プロになれなかった後の人生はどうなるのでしょう?

 

プロになれたとして一生分稼げる選手になる確率はさらに下がります。
サッカーを辞めてからの人生の方が遥かに長いのです。私は29歳まで現役にしがみついていましたが、それでも辞めどころを見出せない自分と闘っていました。英語を使ってサッカースクールを開校する、と言う次の目標に出会っていなければ、あのままズルズル続けて今頃どうなっていたか考えるだけでも怖いくらいです。

 

よくサッカースクールにはお金を出さずに塾にはその何倍も出す世の中を嘆いているサッカー関係者を見かけます。当然だと思います。勉強で良い成績を残し続けるのと、サッカーで良い成績を残すこと、どちらがその子の未来を保証してくれるでしょうか。

 

確かにプロになるにはサッカーに全振りして他を犠牲にしないとなれる訳がない、という意見も理解できます。ですが、文武両道でJリーガーになった選手はゼロなのでしょうか?

 

元ガンバの宮本恒靖さんは同志社大学卒で日本代表まで登り詰めました。引退後はFIFAマスターを卒業し、監督業の道へ。海外のインタビューでとても流暢な英語を披露していました。

 

中田英寿さんも学校の成績は非常に優秀だったそうです。現在はイタリア語や英語を操り実業家として活躍されています。

 

元代表監督の岡田武史さんは早稲田大学出身。

 

他にも調べればたくさん見つかります。絶対数は少ないですが決してゼロではないのです。

 

サッカーに夢中になれば誰もがプロになりたいと願うものです。指導者としてその夢を子ども達から聞いて、これ以上嬉しいことはありません。ですが文武両道を諦めずにプロサッカー選手を目指して欲しいというのが1番の願いです。

 

高校や大学受験でも、英語が得意ということでまだまだ優遇を受けられる受験制度はたくさんあります。プロになって海外を目指す上で英語でのコミュニケーションは果てしないアドバンテージにもなります。

 

何より世界の膨大な情報に触れられ、コミュニケーションが取れる楽しさは間違いなくこれからの財産になるはずです。ワーキングホリデーを過去5回利用し、40ヵ国以上の国を訪れ、たくさんの人達と話して出した私の答えです。

 

他にも書ききれない思いがありますが、今日はこの辺りで締めます。


色々な意見があると思いますが、ブレない信念は持ち続けてこれからもサッカースクールを進化させていきたいと思っています。