【エンジョイのその先にあるもの】
English Football Academyが少しずつアカデミーとして成長出来たのは、"Enjoyment"(楽しむこと)を念頭に置いて来たからだ。確かに厳しい環境は必要だ。サッカーを続けていればいつか厳しい競争が待っている。プロに行きたいと願えば避けられないだろう。だが、その環境に飛び込むための準備が出来る前に入れられてしまった子ども達はどうなるだろう。楽しさが失われ、サッカーそのものが嫌になり、競技からはやがて離れていくだろう。
この準備が整う状態は、小学生の内に訪れるかもしれないし、高校生になるタイミングかもしれない。むしろ一生訪れないかもしれない。楽しい環境で「プロを目指さない」選択肢もありだろう。人それぞれのタイミングは異なる。大事なのは自分から「もっと厳しい環境で自分の力を試してみたい」と言える状態になるまで待ってあげることではないだろうか。
それが楽しいサッカーから競争社会へと飛び込む大きな一歩となる。私自身は海外に行って初めて現実を知り、やる気スイッチが全開になったのを覚えている。もっと早く気づけていたら、とも思うけれど無理矢理気付かされていたらサッカーを辞めてしまっていただろう。
結局、今もサッカーをプレーするのは大好きだし、生涯楽しめるスポーツに出会えて幸せだ。
EFAの子ども達にはどんなサッカー人生が待ち受けているだろうか。ただ一つ言えるのは、全員が同じようなタイミングで、同じように競争を強いられる環境へと飛び込まなくても良いということ。我々の仕事は、彼らがその準備が整う前に、十分なサッカーの知識と技術を身につけさせてあげること。ある程度の基礎があれば、あとは自分で考え応用していけばいい。
今は思いっきり楽しもう⚽️
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