サッカーがすべてではない
この記事を見てブログを久々に長々書きたくなった。
サッカーが全てではない。
正直に言うと、私はこの選手のことを知りませんでした。彼女がどのような理由でサッカーの世界から身を引いたのかも分かりません。ただ、これだけ将来を嘱望されながら引退したことと、慶應大学に現役で通っていたことに何らかの因果関係があるのではないかと思わずにはいられません。
私は、サッカーだけに全てを捧げてプロ選手を目指す生き方を、あまりお勧めできません。自分自身も10代後半まではそうでした。しかし、その後英語と出会い、そこからサッカー以外の可能性が広がっていきました。
サッカーだけにすべてを捧げるリスク
振り返れば、学生時代によく仲間からこんな言葉を聞きました。
確かに、プロを目指すためにはサッカーに打ち込む必要があります。しかし、本当に四六時中サッカーだけを考え続けなければなれない職業なのでしょうか?文武両道でプロになった選手は一人もいないのでしょうか?私はそうは思いません。
たとえサッカーにすべてを捧げることでプロになる確率が数%上がるとしても、プロへの道はもともと非常に狭き門です。それならば、サッカーと勉強をバランスよく両立させた方が、将来の人生にとって確実にプラスになるはずです。
学歴や勉強の意味
私は「学歴がすべて」と言いたいわけではありません。ただ、日本の教育システム上、受験という選考がある以上、上位の大学には優秀な人材が集まる傾向にあるのは事実です。
周囲には、大学に入っても学び続ける友人、学生のうちに起業して挑戦を続ける友人など、刺激的な仲間が多くなります。そんな環境に身を置くことで、自分の視野を広げ、成長するチャンスも増えるでしょう。
サッカーだけの世界に閉じこもらない
私自身、現在はサッカースクールを運営しながら、一会社員としての立場も持ち続けています。サッカーだけの世界にいるよりも、多様な業界の人と出会い、仕事をすることで、より自分を高められると感じているからです。
もし会社員を辞める決断をすることがあっても、サッカースクール以外の事業を立ち上げ、サッカーの世界だけに染まらないようにするつもりです。それが指導者としての説得力につながると信じていますし、さまざまな経験をすることで子どもたちにもより多くのことを伝えられると考えています。
保護者の皆様へ
サッカーに熱心な保護者の皆様には、ぜひ一度冷静に考えていただきたいことがあります。それは、本当に今の選択が、将来お子さんの人生に多くの選択肢を与えるものになっているかどうかです。
小さい頃からさまざまな経験をさせてあげてほしいと思います。子どもたちの世界はとても狭い。その視野を広げてあげられるのは、親である皆さんしかいないのです。
サッカーは素晴らしいスポーツですが、それだけが人生ではありません。どんな道を選ぶにせよ、可能性を広げる選択をしていくことが大切だと考えています。
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